【LaTex】ヘッダー変更の方法
大学ではLaTexから逃げてきたマエダです。
すごく字が綺麗にかけるし,プログラミグみたいで面白いのでもっと真面目にやればよかったと思っています。
さて。
今回は先ほどまで苦戦していたLaTexの【ヘッダー】の変更の仕方についてです。
仕事の途中ですが,備忘録も兼ねて書いておこうと思い,プリント制作業務はストップです。
必要なコマンド
- documentclassに「twoside」
- usepacakgeに「fancyhdr」
- サイズ調整コマンドの後に「\pagestyle{fancy}」からのコマンド(以下のコマンド)を入力
\pagestyle{fancy}
\fancyhead{} % ヘッダーの初期設定をクリア
\fancyhead[LO]{\large\bfseries \thepage}%偶数ページ右ヘッダー
%\fancyhead[LE]{}%偶数ページ左ヘッダー
\fancyhead[RE]{\large\bfseries \thepage}%奇数ページ左ヘッダー
%\fancyhead[RO]{\large\bfseries \thepage}%奇数ページ右ヘッダー
\fancyfoot{} % フッダーの初期設定をクリア
\fancyfoot[C]{CopyRight\ Maeda\ Yuki}
%\fancyfoot[RO]{CopyRight\ Maeda\ Yuki}
画面キャプチャが今うまくできないので出来次第図を入れたいと思います。
”画面サイズ調整後”と書いたコマンドを僕ははじめ,documentclassの次の行にかいてしまい,用紙サイズとヘッダー部分の罫線の長さが違うことに苦戦しましたのでみなさんもご注意ください!
マエダユウキ
【物理指導メモ】教材が一般書籍の場合(個別指導等)
今回のテーマは「基本事項の理解」と「演習による定着」です。
想定レベル
偏差値55〜60目標
1年の流れ
問題集を変え,全単元を違う問題集で2周やっていく。
- 基本事項の確認&暗記+基本解法の理解&暗記を目標に行う。
- 基本知識を正しく理解できているか演習を通して確認。使い方を誤解していた場合は修正を加える。標準問題における思考力,読解力を鍛える。
- <センター前>実践問題集や赤本で演習。本質をつく問題が多いので,今まで以上に理解が深まる。
- <2次試験前>赤本による頻出単元の判断を行う。(講師がアドバイスできる場合はしてあげてもいい)頻出単元はよりバリエーションを持たせて問題集で演習。赤本の演習と並行。
1周目の勉強
メイン:基礎問題精講
サブ:セミナー物理、リードαなどの網羅系問題集
【作戦】
基礎問題精講の問題ごとに書いてある<精講>で基本事項の確認。そのため「公式」の板書は行わない(時間節約のため)。生徒のレベルによって使い方、注意点などを教師が補足。本人が納得できるように段階をおって説明する。
納得できたらセミナーやリードαの基本問題で公式の使い方を実践させる。または基礎問題精講の問題を行う。基本知識が生徒と共有できたら、演習に移ることが望ましい。理由は
- 演習による公式やその使い方の想起を繰り返すことで自然と公式を覚えられるため
- 実際に使う中で理解の精度を高めなければ、生徒が基本事項のどこで誤解しているかが発見できないため
である。
- 注意1 生徒のレベルによっては入門問題精講でも良い。
- 注意2 セミナーの発展問題は飛ばしても良い。基礎問題精講が1周終わってから。
- 注意3 原子物理学の単元は,大学の出題傾向にもよるが夏休み以降でいいと思う。
2周目の勉強
メイン&サブ:良問の風(または名門の森)
【作戦】
良問の風を行う目的は,
- 基本事項がちゃんと身についているか見ること
- 問題形式が変わっても対応できるようにすること
にある。
良問の風が結構解けそうなら,時間の無駄になってしまうので名問の森にいった方が良いだろう。(ただし目標としている偏差値より難しいことをやることになる。他教科に時間を割くのも手)
基礎問題精講を講義で1周,1周目で間違えた問題を2周目で行えばかなりの実力がついていることは間違いない。この時点で偏差値50に届かない場合は,
- 公式・意味・使い方を思い出す努力をせずにカンニングしながら演習してきた(論外)
- 基本解法を覚えようとしなかったこと
が考えられる。間違いなく偏差値50は超える。
マエダユウキ
高森湧水トンネル公園
撮影:MaedaYuki
マエダ式小テストの作り方【なる早ver】
おはようございます。
毎晩,コナンの映画を見るのが日課になっているマエダです。
映画のOPの最後に,「真実はいつも1つ」というあの名セリフがあるのですが,いつもは「〜1つ↓」と落ち着くところを,映画版では「〜1つ↑」となっています。さすがのコナンくんも映画版はテンションが上がるんです。
さて。
今回は普段作成している物理の小テストの作成手順を紹介します〜!
【手順1】 問題を選ぼう!
問題を選ぶとき,判断の基準にしているのは
- 前回の内容を使って解く問題か?
- 実施クラスのレベルにあっているか?
- 5〜10分で終わる量か?
注1)
対象が浪人生の場合は講義で今までに扱っていない内容でも,さすがにこれは知ってるだろう〜という内容は入れたりします。「講義で扱ってなくても,このクラスならこれは知らないとダメでしょ〜」と警鐘もかねて!
注2)授業内で扱う場合は,あくまで「前回の確認」が目的,かつ今回の講義時間が減ってしまってはダメなのであまり本気を出してしまうとまずいです。
【手順2】 文章を打とう!
僕は文章を「LaTex」で打ちます。
macを使っているので「TexShop」というソフトをダウンロードして書きます。
LaTexは数式がWordと比べ物にならないくらい綺麗なので,文章はLaTexでやります。
しかし,LaTexは図の挿入がめんどくさい!!そして,そもそも物理の図を別のソフトで書こうにも小テスト作成にそんなに時間はかけられない!!
ということで,文章打ち込みが終わったら<手順3>へ進みます。
※以下は「LaTexってなに?」な人のために書きました。
このLaTexはフリーソフトなので「LaTex mac ダウンロード」とかでググるとダウンロードの仕方が書かれたサイトがゔぁーーーーってでてくるので,わかりやすそうなサイトに従ってダウンロードしてください。
ダウンロードしたら,初めての方は使い方を調べましょう。
LaTexはWordとかとは違い,コマンドをうって文章を書きます。
コマンドを覚えるのが最初は少し大変に感じるかもしれませんが,普段使うコマンドなんてそんなに多くないので頑張りましょう!コマンドが分からなかったらググれ〜!
理数教科のテストはぜっっったいにLaTexを使った方が文章が綺麗にかけます!
WindowsならWord,MacならPagesという選択肢もありますが・・・
正直うーーんっていう仕上がりです。
【手順3】図と解説を加えよう!
(2)で作ったpdfファイルに図とか解説とかを加えます。もちろん解説の説明をLaTexでそのまま書いてもいいですが,それでは市販の参考書と同じ見た目になってしまいますし,手書きでやった方が簡単かなと思っています。
ここではipad pro(タッチペンが使える型)とその有料ソフト「GoodNotes」を使います。
GoodNotesは¥1,000くらいのソフトですが,その使い勝手は最高です。僕は普段授業準備は全てこれで行ってます。AppStoreから購入できます。
- macからAirDropを使ってipadへ先ほどのpdfファイルを転送する。pdfを開いた状態で左上の「ファイル→共有→AirDrop」を行う。
- 転送するとどこのファイルに保存するか聞かれるので「GoodNotes」を選択する。
- 問題文に必要な図,解説ページに解説をタッチペンで書く。
- GoodNotes右上の◯◯◯のアイコンから「書き出す→現在のページ」を選択。
- フォーマット「pdf」,背景「そのまま」で「書き出す」を選択すると完成!!
GoodNotesは直線や円、楕円などの図形を描くことができるので、図をいれることはそこまで時間はかかりません。(曲線が書けるようになれば最強なんですが。)
解説書くのに少し時間がかかるこらいです!(クラスのレベルによって別解書くかな〜とか基本のまとめ書くかな〜とか悩みます)
【メリットとデメリット】やっぱだめなところもあるのだ〜
この方法のメリットは
- 早い!
- 手順1〜3まで全行程がオフラインでできる!
- 解説部分を板書のように書ける!
- LaTexの簡単なコマンドだけ覚えれば他に難しいことはない!
- 図を書く手間がソフトを使うより早い!
しかし、デメリットもあるな〜と感じています。
- 文章に間違いがあった場合や、問題文に手を加えたい場合は手順1からやり直し。(図はGoodNotesどうしでコピペできるので、修正前の図をコピペすればok)
LaTexで文章を書き、incscapeやイラストレーターで図を描き、図のファイルをLaTexで読み込めば、文章の編集も図の編集も後で可能です。
しかし、それを知ってはいても面倒なのです。図を書くのが。。
【作戦】面倒という理由だけじゃないんだ〜
実を言うと、手書きにしたのは図を描くのが面倒という理由だけではなのです。
これは僕が考えるところですが、相手に何かを提供するときには敷居も考える必要があります。
ただただ完璧であればいいかというとそうではない。少し「抜け」をつくることで相手にとってとっつきやすいものになると思います。
確かに、すべてPCで作成してしまえば美しい文字、歪みのない図が手に入ると思います。
しかし、そこに手書きを加えることで「抜け」をつくり、生徒にとって読みやすいプリントにして、ちゃんと解説を読むようにしむけている訳です。
もちろん、読んだところでわからない内容だったり、不必要な内容であればこの効果も薄れてしまうので、内容にも手を抜くわけにはいかないですね!
なんだかんだ言いましたが、生徒のためになればなんでもいいわけですよね!
生徒のためになにができるかを考えなくなった教師は、教師をやめるべきだと思うので、そうならないよう今後も励みます!
今回は以上です!
マエダユウキ
【高校物理】波動のy-tグラフからy-xグラフを描くには!
先日の波動の授業後に生徒から「y-xグラフからy-tグラフは出せるのに,逆ができません。どーすんの?」と質問を受けました。
まずは,「質問するときは相手が誰であっても言葉遣いは丁寧にしようね!」と言ってから本題です。笑
さて。
波を考えるときは”サッカー観戦のときの人間ウェーブ”をイメージするとドンピシャでわかりやすいです。
日本代表 サッカーのウェーブはいつまで続くか検証|W杯セネガル戦:ワールドカップ
◼️波の2つのグラフ
- y-xグラフ:ある瞬間の波形を表すグラフ。どの位置(x)がどんな高さ(y)かがわかる。波の「写真」と覚えておく。
- y-tグラフ:ある媒質の動きを表すグラフ。その媒質が,いつ(t),どんな高さ(y)かがわかる。「1点の動き(ひとりの人間の動き)」と覚えておく。
◼️y-tグラフをy-xグラフに書き換える
ここで大切なことは「”原点”の”y-tグラフ(動き)”」が分かっているということです!
それでは書き換えていきましょう!
分かっているのは原点の人の動きだけなのでそれだけが頼りです。
- 原点の媒質は「y-t グラフ」から t=0 のとき高さが0(y=0)だと分かるので,そこに点をうつ。
- 原点の媒質は「y-t グラフ」から時間が経つと(t が増える)と上へ動くことが分かる。
- 2 の「原点は時間が経つと上へ動く」という情報と,問の「x 軸の正方向に進む」という情報から,原点の左から来ている波は”山”だと分かる。
- 左側が山だと分かったのであとはその続きを延長して描く。
※「t=0 の原点の高さ」「原点に次にくる波の形」をy-t グラフから調べるだけですね!
※ 波の進む方向を図に描かない人が大勢います!注意してください。1,2がクリアできても進む方向を描かないために答えが出せない人が大勢います。
各グラフの性格をちゃんと分かっているかが大切だと思います。
問題集で類題の演習を行って,理解を深めましょう!
では!!
マエダユウキ