マエダ式小テストの作り方【なる早ver】
おはようございます。
毎晩,コナンの映画を見るのが日課になっているマエダです。
映画のOPの最後に,「真実はいつも1つ」というあの名セリフがあるのですが,いつもは「〜1つ↓」と落ち着くところを,映画版では「〜1つ↑」となっています。さすがのコナンくんも映画版はテンションが上がるんです。
さて。
今回は普段作成している物理の小テストの作成手順を紹介します〜!
【手順1】 問題を選ぼう!
問題を選ぶとき,判断の基準にしているのは
- 前回の内容を使って解く問題か?
- 実施クラスのレベルにあっているか?
- 5〜10分で終わる量か?
注1)
対象が浪人生の場合は講義で今までに扱っていない内容でも,さすがにこれは知ってるだろう〜という内容は入れたりします。「講義で扱ってなくても,このクラスならこれは知らないとダメでしょ〜」と警鐘もかねて!
注2)授業内で扱う場合は,あくまで「前回の確認」が目的,かつ今回の講義時間が減ってしまってはダメなのであまり本気を出してしまうとまずいです。
【手順2】 文章を打とう!
僕は文章を「LaTex」で打ちます。
macを使っているので「TexShop」というソフトをダウンロードして書きます。
LaTexは数式がWordと比べ物にならないくらい綺麗なので,文章はLaTexでやります。
しかし,LaTexは図の挿入がめんどくさい!!そして,そもそも物理の図を別のソフトで書こうにも小テスト作成にそんなに時間はかけられない!!
ということで,文章打ち込みが終わったら<手順3>へ進みます。
※以下は「LaTexってなに?」な人のために書きました。
このLaTexはフリーソフトなので「LaTex mac ダウンロード」とかでググるとダウンロードの仕方が書かれたサイトがゔぁーーーーってでてくるので,わかりやすそうなサイトに従ってダウンロードしてください。
ダウンロードしたら,初めての方は使い方を調べましょう。
LaTexはWordとかとは違い,コマンドをうって文章を書きます。
コマンドを覚えるのが最初は少し大変に感じるかもしれませんが,普段使うコマンドなんてそんなに多くないので頑張りましょう!コマンドが分からなかったらググれ〜!
理数教科のテストはぜっっったいにLaTexを使った方が文章が綺麗にかけます!
WindowsならWord,MacならPagesという選択肢もありますが・・・
正直うーーんっていう仕上がりです。
【手順3】図と解説を加えよう!
(2)で作ったpdfファイルに図とか解説とかを加えます。もちろん解説の説明をLaTexでそのまま書いてもいいですが,それでは市販の参考書と同じ見た目になってしまいますし,手書きでやった方が簡単かなと思っています。
ここではipad pro(タッチペンが使える型)とその有料ソフト「GoodNotes」を使います。
GoodNotesは¥1,000くらいのソフトですが,その使い勝手は最高です。僕は普段授業準備は全てこれで行ってます。AppStoreから購入できます。
- macからAirDropを使ってipadへ先ほどのpdfファイルを転送する。pdfを開いた状態で左上の「ファイル→共有→AirDrop」を行う。
- 転送するとどこのファイルに保存するか聞かれるので「GoodNotes」を選択する。
- 問題文に必要な図,解説ページに解説をタッチペンで書く。
- GoodNotes右上の◯◯◯のアイコンから「書き出す→現在のページ」を選択。
- フォーマット「pdf」,背景「そのまま」で「書き出す」を選択すると完成!!
GoodNotesは直線や円、楕円などの図形を描くことができるので、図をいれることはそこまで時間はかかりません。(曲線が書けるようになれば最強なんですが。)
解説書くのに少し時間がかかるこらいです!(クラスのレベルによって別解書くかな〜とか基本のまとめ書くかな〜とか悩みます)
【メリットとデメリット】やっぱだめなところもあるのだ〜
この方法のメリットは
- 早い!
- 手順1〜3まで全行程がオフラインでできる!
- 解説部分を板書のように書ける!
- LaTexの簡単なコマンドだけ覚えれば他に難しいことはない!
- 図を書く手間がソフトを使うより早い!
しかし、デメリットもあるな〜と感じています。
- 文章に間違いがあった場合や、問題文に手を加えたい場合は手順1からやり直し。(図はGoodNotesどうしでコピペできるので、修正前の図をコピペすればok)
LaTexで文章を書き、incscapeやイラストレーターで図を描き、図のファイルをLaTexで読み込めば、文章の編集も図の編集も後で可能です。
しかし、それを知ってはいても面倒なのです。図を書くのが。。
【作戦】面倒という理由だけじゃないんだ〜
実を言うと、手書きにしたのは図を描くのが面倒という理由だけではなのです。
これは僕が考えるところですが、相手に何かを提供するときには敷居も考える必要があります。
ただただ完璧であればいいかというとそうではない。少し「抜け」をつくることで相手にとってとっつきやすいものになると思います。
確かに、すべてPCで作成してしまえば美しい文字、歪みのない図が手に入ると思います。
しかし、そこに手書きを加えることで「抜け」をつくり、生徒にとって読みやすいプリントにして、ちゃんと解説を読むようにしむけている訳です。
もちろん、読んだところでわからない内容だったり、不必要な内容であればこの効果も薄れてしまうので、内容にも手を抜くわけにはいかないですね!
なんだかんだ言いましたが、生徒のためになればなんでもいいわけですよね!
生徒のためになにができるかを考えなくなった教師は、教師をやめるべきだと思うので、そうならないよう今後も励みます!
今回は以上です!
マエダユウキ