2018/09/02
バス停で空港行きのバスに乗る前に気づいた。
「航空券わすれた」
バス停まで近かったこと、また次のバスでも飛行機には間に合うということで取りに帰った。
10分後、再びバス停に向かう僕は、激しさを増した雨の中を行く。
バスが走る。歩道へはバスによって道路から排除された水しぶきが打ち寄せた。
空港へ着くと足早にエスカレーターを登り、保安検査場をくぐった。
しかし、嫌な予感はいい予感より精度が良いもので、案の定、飛行機は遅延していた。
予定時刻より30分遅れての出発だった。
機内は思いのほか快適だった。
多少の揺れはあったものの、普段と変わらず快適だった。
そして、沖縄へ着いた。
雨上がりのそこには、青い空、青いアスファルト、青い飛行機があった。
夏の終わりと秋の訪れを、この景色とそれににつかわぬ空気が教えてくれた。